走れオヤジカメラマン
秋の運動会
オヤジの奮闘はさらに続く・・
アクジデント発生!
三脚の高さ調節をするグリップの部分が破損!ネジが緩んでる。
撮影中に脚の一本がズルズルと下がり、カメラが傾くではないか・・・
コレじゃ話にならん・・
三脚をあきらめて、手持ちで撮るしかない。
しかし、デジ一眼とムービーカメラを両手で同時に撮るなど
神業に近い・・・ムリだ・・
自分で撮るのをあきらめて、嫁はんにムービーカメラを託すか・・
しかし嫁はんは機械系がまったく苦手。
「どげんして撮るとね?」
「撮る時はこのボタンを押して、止める時はもう一度このボタンを押せばいいと」
「わかったわかった 簡単やん。」
撮り方を今まで何度教えた事か・・・
今回もあーだこーだ言っているうちに、息子の出番が!
嫁はんにムービーカメラを任せ、ボクはデジ一眼を抱えて次のポジションへ走る。
運動会は、親たちにとってもライバルとの戦いがある
それは、カメラポジションの争奪戦だ!
プログラムは、6年生帽子取り(←今時 騎馬戦と言わないのか)
他の父兄にちょっと遠慮してしまったボクは、こんな不運が・・・
帽子を取りまくる息子(白組)だったが・・
取った瞬間を入場門の棒に遮られる。
次々に倒し、赤組の大将まで勝ち進む息子。
そして、帽子を奪う! が、しかし・・
ま、また棒に!(泣)
運動会で一番盛り上がるのは、6年生全員が参加するリレーだ!
息子は最終組で、アンカーを走る。
写真の失敗は許されないのだ。
なんとか最前列でベストポジションをとったのだけど・・
動きが速くて、ピントが合わせられねー(泣)
必死に走る息子。声援も最高潮に達している。
ライバルを振り切ってフィニッシュか?
ボクも必死にピントを合わせる。
が、しかぁーし・・・
どこのオッサンやーーーー!!
フィニッシュのテープを切る、決定的瞬間を
プロのカメラマンの頭に阻まれたのだった。・・・・・悔しすぎる。
おそらく小学校の広報なのだろう、卒業アルバムに使うのかな?
ところで、ムービー担当の嫁はんのカメラは?
映っていたのは、ブレまくった空ばかり。
応援に必死で、カメラの存在を完全に忘れていた様だ。
でも、それはある意味正しいこと思う。
ファインダーを凝視して、子どもの姿を追いかけるよりも
目の前で必死に頑張る“生”の姿を目に焼き付けた方が絶対いい。
帰宅してカメラをテレビにつなぎ、ムービーを再生してみた。
やはり映ったのはブレブレの空と、息子の名前を叫ぶ、悲鳴に近い嫁はんの大声だけ。
臨場感のある音声を聴きながら、もう一度、あの時の興奮を思い出してみたのだった。
そんな想像もなかなか楽しいもんだ。
それにしても、ゴール前に陣取っていた
プロのカメラマンが撮ったあの一枚を是非見せてもらいたいものだ。
そうしないと、悔しさは晴れないだろう。
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